嗅覚と余命の話

嗅覚の研究というのは、他の研究に比べてかなり遅れており、


においの感知が立体構造説であるという研究を


コロンビア大学のリンダ・バック氏とリチャードアクセル氏が解明し、


2004年にノーベル医学・生理学章を受賞して以降、ようやく進んできたと言われています。


ただし、実用性がある研究はまだまだこれからなのでしょうかね。


何年か前に認知症と嗅覚の関係が話題になりました。


(ここ最近だと、コロナの罹患による嗅覚障害のニュースも多かったですね)


さて、嗅覚と余命というタイトルにあるように


6年前のシカゴ大学での研究によると


高齢者と書いてありますが、57歳~85歳の被験者3005名に対し、5種類の香り(オレンジ、ローズ、


ペパーミント、革製品、魚)を嗅いでもらった結果


判定できない香りが多い高度嗅覚低下者は、5年以内の死亡率が39%だったという!


この結果から、においを感じる力が弱くなると余命に影響があるということになります。


脳のちょうど真ん中あたりにある大脳辺縁系には、身体の情報が集まると言われています。


鼻と脳は近いので、何らかの異常があると嗅覚がいち早く教えてくれるのでしょうか?


そのためには普段からにおいを嗅いでおくことが、異常の早期発見にもなり


嗅覚を鍛える訓練にもなります。


いつでもどこでも


クンクン


においを感じましょう!



ココカララボ

「嗅覚反応分析」と「フットケア」で心と身体の土台作りをお手伝いをしています

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