人間の可能性
4月13日、分子生物学者の村上和雄(1936-2021)先生がお亡くなりになりました。
先生は高血圧を引き起こす原因酵素の遺伝子解読に成功し、遺伝子研究の第一人者として筑波大学名誉教授を務められました。
監督のご厚意で先生のドキュメント映画「SWITCH」が限定配信されていたのを拝見しました。
遺伝子の解明についてはまだ数パーセントしか研究が進んでいないそうなんです!何でも情報が膨大すぎるそうで(世界の人口分 の遺伝子情報は米粒1個分に収まる💦)、わかっていることは遺伝子にはスイッチ「ON」「OFF」の働きがあり、「よい遺伝子」を「ON」にすることが、人生を豊かさに繋がり、「よい遺伝子」を「ON」にするためには、「心の環境」が重要ととらえているということ。
笑いに関しては、マウスの身体をくすぐって笑わせて脳の働きを研究したり、吉本と研究したり(以下)
村上教授が吉本興業の協力の下に取り組んだ研究によると笑う事で体内の64の遺伝子が活性化され、細胞の代謝や酵素・ホルモンの分泌を促すなど、健康に良い効果を及ぼすというのだ。
NHK「クローズアップ現代」“笑い”で病気を治せるか(2005.9/26)
まだ解明されていないことで人間の可能性を示唆したり(以下)
人間はいくつになっても、自分の才能を開花させる能力をもっているのです。あることをやろうと言う情熱と実行力があれば、どんなことも可能性はゼロではない。それを阻害するのは「もうダメだ」という気持ちだけです。
『生命の暗号』(村上和雄 サンマーク出版)
この先だって何が起きるかわからない。
明日のことだって保障できない。
COVIT-19以上のウイルスが出現する可能性だってあるかもしれないし、不安材料や恐怖を数え上げたらきりがない。
こんな時代だからこそ【笑うこと】【あきらめないこと】が大切になり
そこから人間の可能性の広がりを感じる。
楽観的かな?
先生のメッセージが響きます。
合掌
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